厚生労働省・人権啓発研修会で講演「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)から考える」(岐阜県)

岐阜県高山市へ。夏風邪がさらにひどくなっていたのですが、咳止めと解熱のお薬の力を借りて・・代わりのきかないこの志事・・体調悪くとも、手は抜かず!全力少年です!

飛騨圏域の企業トップや採用に関わる方々など100名を超える方々が集う研修会。厚労省、そして県の人権担当者の方のお話があり、その後に90分講演させていただきました。

特急ひだ号の車窓

特急ひだ号で移動。途中、飛騨川の飛水峡も眺めながら。

飛水峡の景色

美濃圏域はどんよりとした空でしたが、高山に近づくにつれて青空が!

ひだ号から高山の青空を眺める

高山駅に降り立つと、「夏」を感じておりました!厚労省の方と合流し、飛騨・世界生活文化センターへ。青空が気持ちいいぃ!

飛騨・世界生活文化センターの外観

無意識の思い込みは誰にでもあることですが、そのことが相手の不快や正しい評価ではなく歪んだ評価、相手の成長機会や組織のイノベーションを阻害していることもあるのです。

例えば、採用にあたって「〇〇大学だから優秀だ」「体育会系出身だからメンタルは強い」というアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)により歪んだ評価になっているかもしれません。属性に左右されるのではなく、目の前にいる相手をしっかりと見ないといけませんね。

逆に就活中の方々も業界や企業、職種などへの無意識の思い込みがあるでしょう。ですので、企業側もそうした思い込みと事実のズレの修正に資するような発信力が、人材確保にとっても大切になってきますね。

無意識ですから、まずは気づき、意識の領域に引き上げることです。そして修正へ。このアプローチはパワハラ防止においてもそうです。うっかりパワハラなどは「そんなつもりではなかったのに」ということが証明するように無意識と関わってきますね。相手の反応や他者からのフィードバックなどを通して、自身が気づくことが大切です。気づくこと、つまり意識化が出発点になります。

ダイバーシティやパワハラ防止、コンプライアンスなどもそうですが、知識よりも意識です。

楽しいミニワークや日常や職場でのあるある話を交えながら、みなさんと笑顔いっぱい盛り上がっておりました!

人権は守るだけでなく、周りにいる人たちが少しでも笑顔や元気になるために自分たちが出来ることというのが僕が大切だと感じている人権感覚です。そうした職場は心にとって良い空気がつくられているはずです。

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