岩手県野田村・社会福祉大会で講演「地域の絆、みんなの笑顔」~温もりあるまち、支え合うまち~【元気が出る講演会講師】
16日の北海道石狩市での社会福祉大会講演を終えて、JRで手稲~新千歳空港、空路で青森空港へ、バスで青森駅前へ。青森市内で宿泊し、17日は青森駅から新青森駅、新幹線で二戸駅へ。主催者様が車で迎えに来ていただき、じぇじぇじぇの舞台となった久慈市などを経由し、岩手県野田村へ。石狩市と同じく社会福祉大会での講演。
野田村は東日本大震災の津波で甚大な被害があった村。あれから7年8か月経つんですね...もう7年8か月、なのか...まだ7年8か月、なのか。人はそれぞれの置かれた状況で、想いも異なってきますね。
野田村の美しい海。
野田村の防潮堤。
三陸鉄道から防潮堤を望む。かつては松林と海が広がっていたそうですが、その海は少し高いところに行かないと見えない。このこともそれぞれの置かれた状況で、想いも異なってきますね。
置かれた状況で想いは異なる...だからこそ、「こうあるべきだ」と押し通すことよりも、お互いを尊重し合い「対話」から始めることが、仕事や地域社会でも大切になりますね。対話を重ねることで、お互いの理解の領域が広がります。コミュニケーションの本質はそこですね。思い込みや偏見、未知を減らし、理解を大きくすること。「絆」を定義することはできませんが、理解が大きければ大きいほど「絆」は深まると思っています。
福も祉も幸せという意味。その根っこは人権です。権利を守ることも大切ですが、今よりも周りの人たちが笑顔になるために自分たちが出来ることも大切な人権感覚ですね。
園児たちによるソーラン節から大会がスタート!控室が子供たちとパーティション越しの隣り合わせでしたので、子供たちの「がんばるぞ!」「おっー!」という掛け声や、終了後に「楽しかったねー」とか先生と一緒に皆で「ご苦労様でした」などの声を聴いていて、とっても温かくなり、でっかい元気玉をいただきました。
社会福祉大会でご挨拶や表彰などの後に子供たちなどの福祉標語が紹介されていました。僕は出来るだけ多くの子供たちの標語にふれながら講演させていただくことが多いです。講演だけが別物でなく、そうすることで大会に大きな柱が築かれると思いますし、他者が光を当てることで標語を書いた子供たちも「そんな風に受けとめてくれるんだ」という自己理解を深めることになるかもしれません。今回も講演内容にリンクさせながら、たくさん紹介させていただきました。青少年健全育成大会、社会を明るくする運動、人権推進の場などでも同じことをしています。
みなさまとふれあいながら、笑顔と温もりを分かち合っておりました。みなさま、ありがとうございました!