元気が出る、笑顔になる・・小さなコツ
欠点探しばかりだと、問題点しか現れません。疲れますね。いいところ探しを大切にしましょう。これが元気が出る、笑顔になる・・ほんの小さなコツなのです。
オンデマンドの著書にこんなことを書いたことがあります。拙著「こころ元気に生きる」より。
私たちは欠点探しが上手です。欠点探しは改善につながるアプローチでもあるので、それがすべて悪いわけではありません。ですが、相手の欠点ばかりを見つめていると、相手を攻撃してばかりになります。自分の欠点ばかり見つめていると、落ち込み、自信を失うことになります。
欠点探しが上手なら、いいところ探しも同じように上手になりましょう。相手のいいところ、できている部分を見つめていると、相手をほめたり、ねぎらったり、感謝することにつながり相手のこころのエネルギーを高めます。自分のいいところ、できている部分を見つめていると、自信がついてまたがんばろうとこころのエネルギーが高まります。
親が自分の街の不平不満を話していたら、それを聞いた子どもは同じところに目がいきます。郷土愛は育まれないでしょう。
先輩社員が会社への不平不満を話していたら、新入社員は同じところに目がいきます。入社したことを後悔するかもしれません。不平不満は吐き出すことでストレス解消になります。しかし、そればかりだと相手のこころのエネルギーを低下させてしまいます。話している自分もますます欠点探しが鍛えられて、不平不満体質になっていきます。
一方で、自分の街のいいところを親が話していたら、子どもは同じところに目がいき、街が大好きになります。子どものその表情を見て、親も幸せを感じます。
先輩社員が会社のいいところ話していたら、新入社員は同じところに目がいきます。この会社に入社できて良かったと思います。後輩のその表情を見て、先輩は幸せを感じます。
いいところを探すトレーニングをしましょう。今日のできごとで嬉しかったこと、感謝したいこと、笑顔になったことを家族や友人と話し合うことがトレーニングになります。明るい話題は、話し手・聴き手の元気につながります。
元気スイッチ〈探すなら良いところ〉
こころ元気に生きる「元気スイッチ」をONにする41の知恵(デザインエッグ社)著・鎌田敏
今日あった嬉しかったこと、感謝したいこと、笑顔になったことは何ですか?