年頭自警

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。出会いというその「一隅を照らす」べくこれまで同様にコツコツ歩んでまいります。皆さまと笑顔と元気をかち合うために。笑顔の輪が皆さまの周りでもたくさん咲きますように。よき1年となることを祈っております。

年頭自警

一.年頭まず自ら意気を新たにすべし
二.年頭古き悔恨(かいこん)を棄(す)つべし
三.年頭決然滞事を一掃すべし
四.年頭新たに一善事を発願すべし
五.年頭新たに一佳書を読み始めるべし

安岡正篤『人生信條』(致知出版)

昭和の数多の政財界リーダーたちに多大な影響を与えた東洋思想家・安岡正篤氏のメッセージです。いや~凛としますね。年頭はこうした背筋が伸びるメッセージにふれるのもまた良し、ですね。節目とは「機」ですからね。

安岡先生は大阪の旧制四条畷中学校(現在の四條畷高校、わが母校です)出身なので、僕の大、大、大先輩になります。しかも同じ剣道部ということで、勝手に私淑しておりました。僕が高校生になった頃にお亡くなりになってますが、たくさんの書籍や講演録が残っておりますので、書を通してその教えに背筋が伸びるとともに、勝手に親しみを感じておりました。

暦における節目だけでなく、人生における様々な節目において、静かに手に取り、頁をめくるにつれて、凛とし背筋が伸びたり、心が温かくなったり、元気が涌いてくる書物(佳書)が身近にあると良いですね。

下を向いていることにも意味をもたせよう

上を向いて歩こう・・大切です。でも、いつもそういうわけにはいかないのが人情ですね。では、下を向いていることが悪いのかというと、単純にそうは言いきれないと思っています。悩みうつむきながら見ているその景色の中でだからこそ見えてくるものもあります。そこにも学びがある。

ホテルのタイルのハート石の写真

まだ幼い娘の目線だからこそ気づいたハートの石。上ばかり見ていては気づかないハート。

意気を新たにするのも下を見ていて気づいたことが原動力となることも多いものです。すべてに意味を持たせる、すべてを学びととらえる。悔恨を破棄するのも、滞っていることに決着をつけるのも、新たな善き習慣を始めるのも、すべてに意味を持たせ、すべてを学びととらえることも大事なような気がしております。

学びと実り多き1年となりますように。

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