傷語を減らし、愛語を増やす

実家は大阪府枚方市。京阪沿線で京都に近いこともあり、小さいころから大阪の梅田や難波というよりも京都の河原町の方がなじみが深かった。そして現在も実家に帰ったあとは京都で家族でのんびりと。GWもそんな感じ。定宿はブライトンホテル。御所近くの閑静な住宅地の中にある老舗ホテル。なんといっても部屋が広い。そしてコモンスペースが広い。食事も美味しい。のんびりできるのです。

傷語を減らし、愛語を増やす

ホテルから歩いて5分ほどで京都御所があります。

一番近い門が蛤御門。蛤御門には幕末動乱の戦い(禁門の変)の傷が銃弾の痕として150年経った今も生々しく残っています。

蛤御門 禁門の変の傷跡

私たちは知らないうちに人の心を傷つけてしまう言葉を発していることがあります(もちろん、意図的に発している場合もあるでしょう)。その言葉は、相手の心にずっと残っている場合もあります。一方で、私たちは人の心に温もりを与えたり、励ます言葉を発していることもあります。この言葉もまた相手の心にずっと残っている場合があります。

相手に温もりや励ましを与える言葉を道元禅師は「愛語(あいご)」として私たちにその大切さを教えてくれています。「愛語よく廻天(かいてん)の力あり」と。これは「相手を想う優しさや勇気付けの言葉(愛語)は、相手の人生を大きく変えるくらいの力を持つことがある」という意味です。一方で、相手を傷つける言葉もまた、その相手の人生を大きく変えてしまうかもしれません。

歴史好きが高じて鎌倉敏之助(びんのすけ)のペンネームで先日発売された拙著「ビジネスマン兵法」(amazonにて発売中)のなかで「孫子」に並ぶ兵法書として有名な「呉子」から『まず和して後に大事をなす』を紹介しています。呉子では『不和』こそ、成果を阻害し、組織が機能しなくなる最大要因であるとしています。不和は、不安感・不信感・萎縮した職場の空気・非協力的態度につながります。こうした不和は、相手を傷つける傷語(私の造語です)がその原因となることがあります。

つまり、傷語を減らし、愛語を増やしていくことは、個々のモチベーションやメンタルヘルスだけでなく、良好な人間関係・安心感・協力姿勢・快適な職場の空気づくりにつながるのです。

そのためには「自分が言われて傷つく言葉は相手にも使わない」「自分が言われてうれしい言葉は相手にも使う」という心のあり方を大切にしたいですね。

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