企業管理職研修(第2回)にて講演「部下を育てるコミュニケーション」

月曜日に引き続き、リーダー研修会で講演講師を担当。前回は「モチベーションを見える化!自分と仲間のやる気を高める方法」というテーマでしたが、今回は「部下を育てるコミュニケーション」。部下の自律・自立をサポートするコミュニケーションがキーワード。

事例をあげて、ペアやグループで上司としてのコミュニケーションのあり方ややり方について対話を重ねていただき、インタビューシェアをしながら、講師としてのレクチャーを交えながらブラッシュアップ。前回より参加者が2名増えましたが、少人数制なので至近距離で多くの声を拾い上げることが出来てよかった。様々な声とふれあうことで、気づきや刺激、共感が生まれます。

僕としては「価値観を押し付ける」のではなく「良質な質問をして、考えさせる」ことが有効と考えています。

例えば、言い訳の多いタイプの部下に「君は間違っている」「なぜこうしなかったのだ」という価値観押しつけ型アプローチでは場合によっては押し問答が続くだけで、互いにストレスがたまるだけかもしれませんね。「こういう状況になっていることについて、君はどう思う?」「これを解決するために、君ならどういう考えがあるか聞かせてくれないか?」という質問を通して、「考えさせて」「気づかせてあげる」事が大切ですね。また解決策を考えるという課題発見力・ソリューション能力の向上にもつながります。つまり、部下が正しいか間違っているかだけにフォーカスしていると、言い訳の多いタイプの部下を育てていくには、有効とは言えませんね。言い訳する力だけが育ってしまうからです。

90分の講演でも少人数であれば、研修でのアウトプット系エクササイズも活かせるものが多く、今回も僕自身が「なるほど、そういうアプローチかぁ」「あっ、そういう伝え方っていいね」などと学習になりました。

上司としての観察力が大切になってきます。つまり、部下を十派一絡げにとらえて、全員に同じようなコミュニケーションをするのではなく、部下の特性を知り、どういったコミュニケーションがAくんに、Bさんに、Cさんには良いのかを整理する必要がありますね。一歩前に進んでといっても、人によって一歩の歩幅は違うのですから。

今回2回にわたり担当させていただき、感謝いたします。役員の方が僕の講演を聞いてくださったご縁がこうしてつながりました。ご縁に感謝。

 

台風5号...心配ですね。特に九州。被害が広がること無きよう祈るばかりです。みなさまも、お気を付けて。

 

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