新入社員向け外部講師講演「素直な心、チャンレジする心、協働の心」(愛知県にて)

職員研修でお世話になっている某共済団体の機関誌で連載を担当することになりました。これまで単発の寄稿はありましたが、連載は初めて。

もうすぐ世に産まれ出る著書な日々を送っていたので書くことがちょっと楽しくなっておりまして、もう2回分の原稿を書き上げてしまった(^_-)-☆

さて、昨日は愛知県内の企業さんにてキックオフの会合の後に新入社員の方を対象に外部講師(僕ですね(^_-)-☆)による講話を担当させていただきました。あっという間の60分!皆さんの聴く姿勢に感銘を受けておりました。

昨年の夏に近畿地区高等学校PTA連合大会でパネルディスカッションのコーディネーターを担当させていただいた際にパネリストの柳本昌一さん(元バレーボール全日本女子チーム監督)が「鎌田さん、トップアスリートを一言で言うとなんやと思いますか?」という問いに僕は「うーん?」と考えていると「素直なんです、みんな」と言われたことがとても印象に残っています。素直だからこそ、いろんなことにチャレンジしていく。チャレンジして失敗することがあってもそこに学びがあり成長する。素直さはコミュニケーションにとっても大切。素直な人は愛される。僕は若い方々にこの素直さを生意気にも語らせていただく。柳本さんの語られるように「素直」こそ「伸びる」「結果を出す」とても大切な心のあり方だと僕も思うから。

そして、いろんな企業さんにおじゃましていて、ときどき耳にするのが例えば「先輩が重い荷物を運んでいても、手伝おうとしない」「困り事があってチームがバタバタと対応に追われていてもマイペースで我知らず」な若い社員の方々がいるということ。もちろん昔からそうした人はいるわけだが、最近は増えているということを聞くわけです。つまり、自分事ではなく他人事な仕事の態度な人が増えている、と。○○世代というように僕は十把一絡げに捉えるべきではないと思いますが(他者を想い、責任感ある若者はたくさんいますから!)、こうしたことをよく聞くわけです。そうした人が先輩になって後輩を面倒見る番になったときのことを想うと怖いですね。「他人事ではなく自分事として行動する」ことの大切さに共感力をからめて力点を置かせていただきました。後世、畏るべしを期待しております!

思えば、僕なんかも「新・新・新人類」とかそんな世代でレッテル張されていたように思います(笑)。一括りにするのはよくないが「ゆとり世代」「さとり世代」の特徴やその背景をしっておくことは上司など指導していく方々にとっては大切なことです。彼を知り己を知れば、百戦して殆うからずとは孫子の一節ですが、相手をよく知ることで相手に効果的な指導につながるのです。やる気のない人に「がんばれ」という言葉が通用しないのは、やる気が出ない理由を理解していないからなのです。人を育てる・・・難しいことですが、育てる側も成長が待っていますね(^_^)/

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