アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づくことが出発点
アンコンシャス・バイアスは誰にもあることです。
「最近の若者たちは・・・」「だから昭和世代は・・・」「血液型がA型の人って几帳面だよね」「シニア世代はパソコンが苦手だよね」などなど。こんなふうに思ったことは無いでしょうか。これらは実は、すべて無意識の思い込みです。人によって様々あるのです。しかし、立ち止まって考えれば、このような思い込みと逆のケースがたくさんあることに気づきますよね。
無意識の思い込みは、だれにもあることでそれ自体が悪いわけではありませんが、場合によっては、トラブルや相手の不快、そしてパワハラにつながることもあるのです(本人はそんなつもりではなかったとしても)。
「これくらい言わなくても分かるだろう」という無意識の思い込み・・・でも実は、相手はその課題には具体的に指示してもらわないと出来ないケースだってあるのです。
「このやり方でやるべきだ」という無意識の思い込み・・・その押し付けが、相手の能力開花を妨げていたり、やらされ感のなかでモチベーションが低下していくこともあります。
そして、無意識の思い込みから発したひと言で、相手が傷ついていることも・・・
そして、無意識の思い込みによる言葉や態度が、職場の空気をギスギスさせているかも・・・
立ち止まって、アンコンシャスバイアスに気づき、上手く付き合うことが「コミュニケーションエラー」「自分自身の考え方」を改善し、良好なコミュニケーション・人間関係につながります。
『相手ではなく自分に指を向けて考えてみましょう!その言葉は大切な人の目を見て言える内容ですか?』
人間関係の改善は、他者に指を向けるのではなく、まず自分に指を向けてみることです。なぜならば、相手はコントロールできませんが、自分自身はコントロールできるからです。まずはこうした視点をみんなが意識することが大切ですね。
アンコンシャスバイアスにいかにして気づくか。気づくことがあってこそ、改善につながります。パワハラ防止の視点も交えながら、自分自身のアンコンシャス・バイアスに気づく時間。
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