パワハラ防止講演「パワハラのうっかり加害者にならないために~感情をコントロールするコツ(アンガーマネジメントなど)~」

昨日は名古屋駅近くの貸会議室にて、建設会社の社員の方々・協力会のトップや幹部の方々の会合で講演させていただきました。貸会議室として活用されているビルが増えてますね、大きな都市の駅は特に。

国際労働機関(ILO)はハラスメントに対する条約を策定することが決まっていますし、厚労省もパワハラ防止措置を義務化すべく法整備していく方針ということで、パワハラへのルールが厳格化されていく流れの中で、そうした流れを受けとめ、コンプライアンス意識の高い組織は企業内人権への取り組みを行っていますね。僕も今月だけでもあと2箇所、企業内人権の研修に訪れる予定です。

今回は「うっかり加害者にならないために」(そんなつもりはなかったとしても相手は人格否定されたと不快に感じるパワハラ的な言動を防止するために)、イライラがたまって、相手にそのストレスのはけ口としてぶつけてしまうのはとてもよくないことですから、怒りなどの感情にフォーカスして、そのコントロールのコツについて講演させていただきました。

そして、なんだかんだいっても「当事者同士に信頼関係があるかどうか」が大切ですので(信頼関係があるのとないのとでは相手の受けとめ方が違ってきますね)、信頼関係づくりのあり方やコミュニケーションエラー防止についても。

気が滞る(気滞)と心身の調子が悪くなります。これは東洋医学の視点ですね。組織でも同じことが言えると思います。気が滞るとギスギスした職場の空気になります。一方で気が通い合う組織はイキイキとした仕事につながります。気が通い合うことで、気が活きてくる。活気です。 そうした視点からも信頼関係やコミュニケーションのあり方が大切になってきますね。

パワハラ学習というと、あれはダメ、これはダメとNGを学習することが多いものです。もちろんそうした学習も大切ですが、それだけでは学ぶ側が委縮することがあります。その萎縮が「適切な指導」の機会を邪魔してしまうのはよくないことです。

ですので、この人たちと働けることがハッピーだという気が通い合う組織づくり、そのために何を大切にしていくのかという望ましい姿へ向けてのポジティブなアプローチの学習も大切だと常々感じていますので、僕はそうしたアプローチをしっかり盛り込みます。

みなさま、ありがとうございました!

このサイトはワードプレスで作成しているのですが、最近バージョンアップの更新をしたのですが・・・投稿のテンプレートが大きく変わって、まだ慣れてませーん(涙)。画像とか添付できないのか?そんなことないよね。ブロックタイプの変更?なんだろう(汗)。慣れるまでもうちょっと時間が必要だな(笑)

昨日1月17日は阪神大震災から24年・・・あのとき神戸市民だった者として、あれからもう四半世紀になるのかという想いもありますが、生かされた者として、何をこれまでがんばってこれたのだろうかという昨日は自省の時間でもありました。でもいつも僕にはこれしかないのです・・それは、与えられたその一隅でコツコツと自分の出来ることをしていくということ。できることならばその一隅を照らしていきたい。

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